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冷暖房のいらない家が実現する健康生活

2025/04/30(水) 三浦恭輔コラム

皆様こんにちは!

MIURA HOME営業担当の三浦恭輔です。

そろそろ冷暖房が活躍する季節がやってきますね!

日本では、夏は高温多湿、冬は寒冷という厳しい気候条件であり、冷暖房が欠かせません。しかし、エアコンや暖房器具の使用による電気代の負担や、温度ムラによる健康リスクを抱えている家庭も少なくありません。

今回のコラムでは、冷暖房のいらない快適な家であれば、どのように健康的な生活を実現するのか、についてまとめていきましょう。

 

目次

1. 冷暖房が不要な住宅とは?
1-1. 高断熱・高気密住宅(G3レベル)
1-2.パッシブデザイン住宅
2. 冷暖房のいらない家が健康にもたらすメリット
2-1.室温の安定が健康を守る
2-2. 快適な湿度が呼吸器疾患を予防
2-3. 電磁波・空気質の改善
3. まとめ

参考文献・参考ページ

 

1. 冷暖房が不要な住宅とは?

近年注目されているのが、「冷暖房のいらない家」……つまり、パッシブデザイン住宅+高断熱・高気密住宅です。これらの住宅では、外部環境の影響を最小限に抑え、室温を一定に保つことで、冷暖房に頼らず快適な暮らしを実現できます。

 

1-1. 高断熱・高気密住宅(G3レベル)

高断熱・高気密住宅は、外気の影響を受けにくい特徴があります。家のなかの熱を逃がさないため、冷暖房に頼らず快適な環境を維持できます。

特に、G3レベル(Ua値0.26以下、C値0.3以下)の住宅では、年間を通じて室温が安定。エアコンなしでも快適に暮らせることが可能です。

 

高断熱住宅の室温比較

住宅の断熱性能(Ua値) 夏の室温(無冷房時) 冬の室温(無暖房時)
0.87(従来の住宅) 30℃以上 10℃以下
0.46(G2住宅) 28℃前後 12~15℃
0.26(G3住宅) 26℃前後 15~18℃

データ(HEAT20調査)

  • G3住宅では、無冷房・無暖房でも年間を通じて快適な温度を維持
  • 従来の住宅と比較して、光熱費を50%以上削減

 

1-2.パッシブデザイン住宅

パッシブデザインとは、太陽の光や風を活用し、機械設備に頼らず快適な環境を実現する設計手法のことです。

 

パッシブデザインのポイント

  • 夏は日射を遮り、涼しくする(庇・外付けブラインドの活用)
  • 冬は太陽熱を取り入れ、室内を温める(南向きの窓・高性能ガラスの利用)
  • 通風設計で自然の風を取り込み、空気を循環させる

 

データ(国土交通省)

  • パッシブデザイン住宅では、冷暖房エネルギー消費量を約40%削減
  • 南向きの窓を最適化することで、冬の室温が2~3℃上昇

 

2. 冷暖房のいらない家が健康にもたらすメリット

冷暖房のいらない家であれば、居住者にとってたくさんのメリットをもたらしてくれます。

 

2-1.室温の安定が健康を守る

室温が不安定な住宅では、急激な温度変化によるヒートショックのリスクや、寒暖差によるストレスが、健康に悪影響を与える可能性があります。

しかし室温が一定に保たれている住宅であれば、急激な温度変化を抑えることになり、血圧の安定にもつながるでしょう。寒暖差によるストレスは軽減し、快適に健康的に過ごせますね。

 

G3住宅が実現する健康的な温度環境

  • 血圧の急上昇を防ぎ、心筋梗塞・脳卒中リスクを低減
  • 寒暖差によるストレスを軽減し、自律神経のバランスを維持
  • 快適な温度が睡眠の質を向上させ、疲労回復を促進

データ(厚生労働省)

  • 室温が15℃以下では血圧が急上昇し、脳卒中リスクが2倍
  • G3住宅では、冬の最低室温が15℃以上を維持し、ヒートショックのリスクを50%以上低減

 

2-2. 快適な湿度が呼吸器疾患を予防

湿度が適切に管理されていない家では、冬は過乾燥、夏は高湿度になります。ダニやカビの増殖にもつながり、呼吸器疾患のリスクが高まる可能性があります。

高断熱・高気密住宅であれば、湿度が一定に保たれるため、1年を通して快適に過ごせることでしょう。

 

冷暖房のいらない家が実現する快適な湿度環境

  • 冬は適切な断熱・気密性で湿度50%前後を維持し、乾燥を防ぐ
  • 夏はパッシブ換気で湿度60%以下を維持し、カビ・ダニの発生を抑える

データ(日本呼吸器学会)

  • 湿度40%以下では、インフルエンザの発症率が2倍に増加
  • 湿度70%以上では、カビ・ダニの繁殖スピードが3倍

 

2-3. 電磁波・空気質の改善

冷暖房を頻繁に使用する家では、エアコンから発生する電磁波や、換気不足によるCO2濃度の上昇が健康に悪影響を与えることも……。

高気密・高断熱住宅では温湿度を一定に保つため、エアコンの使用頻度を減らせられます。さらに第一種換気(熱交換換気)を組み合わせることで、換気不足の心配がなく、快適な室内環境を保てますよ。

 

健康的な室内環境を維持するために

  • 高気密・高断熱住宅+第一種換気(熱交換換気)の組み合わせが最適
  • パッシブデザインを活用し、自然換気を促進

データ(日本建築学会)

  • エアコンを長時間使用すると、室内のCO2濃度が1000ppmを超え、集中力低下や頭痛の原因に
  • 第一種換気(熱交換換気)を導入すると、室内の空気質が大幅に改善

 

3. まとめ

G3住宅(Ua値0.26以下、C値0.3以下)+パッシブデザイン住宅では、年間を通じて室温を一定に保てるため、急激な温度変化によるヒートショックや血圧上昇リスクの低減が期待できます。

また、湿度を一定に保つこともできるため、ダニやカビの増殖を抑制。快適な湿度環境を維持し、呼吸器疾患の予防にもつながるでしょう。

エアコンの使用頻度が減ることで、換気不足による室内のCO2濃度を抑えて空気の質を向上させたり、冷暖房エネルギーの削減による光熱費を50%以上削減させたり、健康的で家計にも優しいメリットをもたらしてくれます。

冷暖房のいらない家は、健康的で快適な暮らしを実現しながら、環境にも優しい理想的な住まいです。

長崎県の気候に合わせた高断熱・高気密+パッシブデザイン住宅で、快適な生活を検討してみてはいかがでしょうか。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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参考文献・参考ページ

  1. 国土交通省:「住宅の断熱性能と健康影響」
    https://www.mlit.go.jp
  2. HEAT20:「G2・G3住宅の基準とメリット」
    https://www.heat20.jp
  3. 日本建築学会:「パッシブデザインとエネルギー削減」
    https://www.aij.or.jp

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