皆様こんにちは!
MIURA HOME営業担当の三浦恭輔です。
そろそろ冷暖房が活躍する季節がやってきますね!
日本では、夏は高温多湿、冬は寒冷という厳しい気候条件であり、冷暖房が欠かせません。しかし、エアコンや暖房器具の使用による電気代の負担や、温度ムラによる健康リスクを抱えている家庭も少なくありません。
今回のコラムでは、冷暖房のいらない快適な家であれば、どのように健康的な生活を実現するのか、についてまとめていきましょう。
目次
1. 冷暖房が不要な住宅とは?
1-1. 高断熱・高気密住宅(G3レベル)
1-2.パッシブデザイン住宅
2. 冷暖房のいらない家が健康にもたらすメリット
2-1.室温の安定が健康を守る
2-2. 快適な湿度が呼吸器疾患を予防
2-3. 電磁波・空気質の改善
3. まとめ
1. 冷暖房が不要な住宅とは?
近年注目されているのが、「冷暖房のいらない家」……つまり、パッシブデザイン住宅+高断熱・高気密住宅です。これらの住宅では、外部環境の影響を最小限に抑え、室温を一定に保つことで、冷暖房に頼らず快適な暮らしを実現できます。
1-1. 高断熱・高気密住宅(G3レベル)
高断熱・高気密住宅は、外気の影響を受けにくい特徴があります。家のなかの熱を逃がさないため、冷暖房に頼らず快適な環境を維持できます。
特に、G3レベル(Ua値0.26以下、C値0.3以下)の住宅では、年間を通じて室温が安定。エアコンなしでも快適に暮らせることが可能です。
高断熱住宅の室温比較
住宅の断熱性能(Ua値) | 夏の室温(無冷房時) | 冬の室温(無暖房時) |
---|---|---|
0.87(従来の住宅) | 30℃以上 | 10℃以下 |
0.46(G2住宅) | 28℃前後 | 12~15℃ |
0.26(G3住宅) | 26℃前後 | 15~18℃ |
データ(HEAT20調査)
- G3住宅では、無冷房・無暖房でも年間を通じて快適な温度を維持
- 従来の住宅と比較して、光熱費を50%以上削減
1-2.パッシブデザイン住宅
パッシブデザインとは、太陽の光や風を活用し、機械設備に頼らず快適な環境を実現する設計手法のことです。
パッシブデザインのポイント
- 夏は日射を遮り、涼しくする(庇・外付けブラインドの活用)
- 冬は太陽熱を取り入れ、室内を温める(南向きの窓・高性能ガラスの利用)
- 通風設計で自然の風を取り込み、空気を循環させる
データ(国土交通省)
- パッシブデザイン住宅では、冷暖房エネルギー消費量を約40%削減
- 南向きの窓を最適化することで、冬の室温が2~3℃上昇
2. 冷暖房のいらない家が健康にもたらすメリット
冷暖房のいらない家であれば、居住者にとってたくさんのメリットをもたらしてくれます。
2-1.室温の安定が健康を守る
室温が不安定な住宅では、急激な温度変化によるヒートショックのリスクや、寒暖差によるストレスが、健康に悪影響を与える可能性があります。
しかし室温が一定に保たれている住宅であれば、急激な温度変化を抑えることになり、血圧の安定にもつながるでしょう。寒暖差によるストレスは軽減し、快適に健康的に過ごせますね。
G3住宅が実現する健康的な温度環境
- 血圧の急上昇を防ぎ、心筋梗塞・脳卒中リスクを低減
- 寒暖差によるストレスを軽減し、自律神経のバランスを維持
- 快適な温度が睡眠の質を向上させ、疲労回復を促進
データ(厚生労働省)
- 室温が15℃以下では血圧が急上昇し、脳卒中リスクが2倍
- G3住宅では、冬の最低室温が15℃以上を維持し、ヒートショックのリスクを50%以上低減
2-2. 快適な湿度が呼吸器疾患を予防
湿度が適切に管理されていない家では、冬は過乾燥、夏は高湿度になります。ダニやカビの増殖にもつながり、呼吸器疾患のリスクが高まる可能性があります。
高断熱・高気密住宅であれば、湿度が一定に保たれるため、1年を通して快適に過ごせることでしょう。
冷暖房のいらない家が実現する快適な湿度環境
- 冬は適切な断熱・気密性で湿度50%前後を維持し、乾燥を防ぐ
- 夏はパッシブ換気で湿度60%以下を維持し、カビ・ダニの発生を抑える
データ(日本呼吸器学会)
- 湿度40%以下では、インフルエンザの発症率が2倍に増加
- 湿度70%以上では、カビ・ダニの繁殖スピードが3倍
2-3. 電磁波・空気質の改善
冷暖房を頻繁に使用する家では、エアコンから発生する電磁波や、換気不足によるCO2濃度の上昇が健康に悪影響を与えることも……。
高気密・高断熱住宅では温湿度を一定に保つため、エアコンの使用頻度を減らせられます。さらに第一種換気(熱交換換気)を組み合わせることで、換気不足の心配がなく、快適な室内環境を保てますよ。
健康的な室内環境を維持するために
- 高気密・高断熱住宅+第一種換気(熱交換換気)の組み合わせが最適
- パッシブデザインを活用し、自然換気を促進
データ(日本建築学会)
- エアコンを長時間使用すると、室内のCO2濃度が1000ppmを超え、集中力低下や頭痛の原因に
- 第一種換気(熱交換換気)を導入すると、室内の空気質が大幅に改善
3. まとめ
G3住宅(Ua値0.26以下、C値0.3以下)+パッシブデザイン住宅では、年間を通じて室温を一定に保てるため、急激な温度変化によるヒートショックや血圧上昇リスクの低減が期待できます。
また、湿度を一定に保つこともできるため、ダニやカビの増殖を抑制。快適な湿度環境を維持し、呼吸器疾患の予防にもつながるでしょう。
エアコンの使用頻度が減ることで、換気不足による室内のCO2濃度を抑えて空気の質を向上させたり、冷暖房エネルギーの削減による光熱費を50%以上削減させたり、健康的で家計にも優しいメリットをもたらしてくれます。
冷暖房のいらない家は、健康的で快適な暮らしを実現しながら、環境にも優しい理想的な住まいです。
長崎県の気候に合わせた高断熱・高気密+パッシブデザイン住宅で、快適な生活を検討してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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参考文献・参考ページ
- 国土交通省:「住宅の断熱性能と健康影響」
https://www.mlit.go.jp - HEAT20:「G2・G3住宅の基準とメリット」
https://www.heat20.jp - 日本建築学会:「パッシブデザインとエネルギー削減」
https://www.aij.or.jp